語学の本質~なぜ英語教育の重要性が高まっているのか~

語学の本質~なぜ英語教育の重要性が高まっているのか~

皆さんこんにちは!

僕が小学生の時も、英語が必修だったらよかったのになんて事を思いながら、このブログを書きたいと思います(笑)

 

皆さんは、小学校から英語が必修になることをどう思いますか?賛否あると思いますし、早くから英語教育を始める必要性を感じていない人もいると思います。ここは日本ですし(笑)今日は、語学学習を通して身につけるべき能力について書いていこうと思います!それがすなわち、小学校から英語教育が始まる理由にも繋がるはずです。そして、あまり自分の体験談は好きではないですが、僕が語学学習や教育に関心を持ったきっかけも少し紹介したいと思います。これはあくまで参考までにですが...それでは始めます!

 

 

目次

1. これまでの、そしてこれからの英語教育

2. 僕がしていた、語学に対する勘違い

3. 語学を通じて身につけるべき能力とは

4. 語学の本質


 

1. これまでの、これからの英語教育

僕は今年で26歳になりますが、僕らの世代は、中学校1年生から英語の授業が始まりました。小学校では、ALTの先生が来て、年に数回の授業はありましたが、少し英語にふれましょう~程度で、学校側も対して英語力や異文化理解とかまでは考えていなかったと思います(あくまで僕の学校は)。

しかし、2020年からは、小学校から英語の授業が必修になります。段階的にではありますが、学校や地域によっては、2018年から英語の授業を入れている学校もあります。

小学校3,4年生で、年間35時間の"外国語活動"が組み込まれ、小学校5.6年生になると、その倍の年間70時間になります。おそらく、小学生のお子さんをお持ちの親さんは、「うちの子が、そんなに早くから英語を勉強して理解できるのか」など、色々不安はあると思います。そもそも、英語の教員免許を持っている小学校の教員は5%未満とも言われています。そんな中で、小手先だけじゃない、ちゃんとした教育が受けられるのか疑問ではありませんか?

だからこそ、教育を受ける側も、語学とは何かという本質を理解していただきたいと思います!

 

2. 僕がしていた、語学に対する勘違い

さて、ここで少し、僕の語学に関する体験談をさせてください。

僕は中学校の時から、英語が好きで、最も得意な科目の一つでした!今でもそうですが、英語を学ぶことが楽しいのです!大学ではあまり英語の履修がなかったので、中学から高校までの6年間ですが、通知表は毎回5でしたし、テストも自信がありました。

社会人になって、もう一度英語を勉強しようと思い(理由については機会があれば!)、独学で勉強を始めました。ブランクがあって、多少忘れている文法はありましたが、興味もあったので、マンツーマンでの英会話レッスンを受けたのです。正直、自分でもどこまでできるかは未知数ですが、なんとかなるだろうくらいで(笑)

先生はフィリピンの方でした。一通り自己紹介をして、なぜ英語を勉強しているのかを話していきました。ここまでは順調です。そしてここからは、先生が僕に質問をしてくれて、僕が答えるというような形になりました。

What's your hobby ? - I like reading and traveling.

What color do you like ? - I like blue.

What's your favorite sports ? - I like baseball.

みたいな感じで進んでいきます。まあ、受け答えとしては問題ありません。テストなら○をもらえるでしょう。

しかし僕は、このようなレッスンを受けながら、とても違和感がありました。それは、「これは、果たしてコミュニケーション、会話だと言えるのか」というものです。

趣味はなに?ー読書や旅行です。

好きな色は?ー青が好きです。

1番好きなスポーツは?ー野球です。

確かにテストでは○です。しかし、全て一問一答で、全く会話ではありませんでした。

例えば、What's your hobby? と聞かれた時に、こう答えてたらどうでしょうか?

I like reading and traveling. Especially reading.

読書と旅行です。特に読書が好きです。

I mainly read education and science, and autobiography books.

主に教育や科学、自伝を読みます。

I want to share the knowledge I learned in reading. Do you have recommended ?

僕は読書で学んだ知識を共有したいと思っています。お勧めの本はありますか?

 

と答えたら、高い確率で会話は広がります。文法が違ってたらすみません。ただそんなことはあまり気にしません(笑)

でも、この答え方でも、難しい英語は一切使っていません。というかそこまでの語彙力はありませんでした(今でもまだまだですが)。何が言いたいかというと、あの時の僕は、

"英語力が欠如していたのではなく、

コミュニケーション能力や会話力が足りなかったんだ"

ということに気付いたのです。。

つまり、語学力というのは、

"土台となるコミュニケーション能力の上に成り立っている"のです。

 

 

皆さんの周りにはいませんか?初対面の人や上司や部下の前になると、上手く話せなくなる人が。異性の前だと上手く話せない人や、会議やミーティングになると急に話さなくなる人が。でもその人達って、日本語が話せないのですか?違いますよね。日本語ペラペラですよね(笑)その人達に、ネイティブ並みの英語力を与えたとして、急に海外の人達とコミュニケーションがとれると思いますか?きっととれませんよね。

僕達は語学や英語と聞くと、単語力や文法、発音、リスニングなど、そこばかりに目が行きがちです。僕もそうでした。もちろん、外国語の知識は必要ですか、皆さんもうお分かりの通り、本質はそこではないということです。

僕は、自分の体験を通して、語学の前に考えなければならない、日本人に足りない考え方や能力があると感じました。

 

3. 語学の本質

皆さん、語学とは何ですか?言葉とは何ですか?

コミュニケーションをとるためのツールの1つです。

当たり前のことですが、ここを再認識しなければなりません。

 

某人気バラエティー番組で、お笑い芸人の出川哲朗さんが、英語で出されたお題のゴールまで辿り着くコーナーがあります。分かりますよね?そうです、日曜20時のあれです。彼の英語力は、お世辞にも優れているとは言えません(笑)しかし、それでも彼は、ゴールまでちゃんと辿り着くんです!来る人来る人に話しかけて、ジェスチャーも駆使しながらコミュニケーションをとります。そして、なんとか伝えたいことを理解してもらい、目標まで辿り着くのです。

何が言いたいか、それは

"たとえ語学力がなくてもコミュニケーションはとれる"

ということです!

あの番組を見て、「子どもが間違った英語を覚えるからやめてほしい!」という馬鹿なことを言う教育者がいるそうです。そんな人は僕からしたら、教育者と呼べないですが。きっと目先のテストの点数やお受験のスコアしか見えてないのでしょう。それが間違っているとは言いません。もちろん、正しく英語を話せるのは素晴らしいことですし、僕もそれを目指して、日々勉強しています。しかし、この教育者に言いたいのは、まさに"語学の本質"という部分です。教育者であるのなら、出川哲朗さんの英語力を批判する前に、なぜ英語と呼べるのかも分からないあのやり方で、ゴールまで辿り着けるのがということを子ども達と考えるべきです。それを理解したうえで、スコアを上げることを考えなければ、それは本当の語学力とは言えません。 

 

語学力というのは、その人のコミュニケーション能力の元で成り立っています。もっと言えば、その人の日本語力の元で成り立っています。

日本語で言えないことを、英語で言えるわけがありませんよね?外国語能力を上げるためには、元々の日本語力やコミュニケーション能力を上げなければなりません。逆を言えば、そこを理解していれば、語学を通じて、多くのスキルを伸ばしていくことができますし、間違いなくあなたの武器になります!

この"語学の本質"を理解したうえで、これからも語学に関わるブログを見ていただけたらと思います。

それでは、また次回のブログでお会いしましょう!